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雪に慣れない都市での降雪に備える

こんにちは。
レスキューナウ ブログ担当です。

群馬県の北部や新潟県の山間では、大雪となっています。
日頃から雪に慣れて、雪への備えもなされている地域でも混乱しているということは、今回の雪がいかに記録的かが分かります。

雪に慣れていない東京など都市では、少し雪が降るだけで大混乱に陥ります。
では、そんな都市部の雪にどのように備えるのか、まとめてみました。

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この記事の目次[非表示]

  1. 1.そもそも東京(とその周辺)はなぜ雪に弱いのか
  2. 2.ではどのように備えるか
  3. 3.雪の中で外出する
    1. 3.1.情報を集める
    2. 3.2.移動する
    3. 3.3.足止めに備える
  4. 4.雪なので家で過ごす
    1. 4.1.水や食料などを確保する
    2. 4.2.暖房が使えない…停電に備える
    3. 4.3.都市部でも「孤立」にも要注意

そもそも東京(とその周辺)はなぜ雪に弱いのか

よくSNS上で、東京で少し雪が降り、転んだ人が救急車で運ばれたり、電車が止まる状況になると、「東京は雪に弱すぎ」という投稿がされます。
しかしこれは、ある意味で仕方ありません。なぜ弱いのか、それは「雪があまり降らないから」です。

雪が日常の地域では、雪に対する備えがされています。例えば北海道の札幌では、中心部の道路にはロードヒーティングがされていて、滑りません。その上、みなさん雪を歩くための靴を履いていて、歩き方も慣れています。

鉄道も、分岐点(ポイント)にヒーターが設置されていたり、札幌の地下鉄では地上に出る区間がすっぽりとシェルターで覆われています。

ではどのように備えるか

そのような設備がない東京周辺では、雪が降ったら自分で備えるしかありません。
自分で情報を集め、雪の中を出かける準備をするのです。

しかし、ハードルはいろいろとあります。
何をすれば雪でも外出できるのか、または家の中で安心して過ごせるのでしょうか。

雪の中で外出する

まず、外出編。やむを得ず雪の中で外出する場合です。

情報を集める

最も気にすべきは、電車やバスなど乗り物の運行情報です。これを押さえないと、「雪の中せっかく歩いていったのに、駅についたら電車が止まってた」という状況になりかねません。

基本的には普段、乗り物の運行情報を知ると同じですが、ここ数年は事前に予告を出すパターンが増えました。「○時以降運休します」など、今の状況だけでなく、事前に、あるいはこの先の見通しを確認しておきましょう。

もちろん、これから天気や、降雪の状況などの情報も確認しておきましょう。

移動する

「電車は走っているらしい。では駅までいつもの自転車で…」それはやめてください。自転車、バイクなどは、転倒のおそれが高いです。道の状況も普段と異なります。歩くより、かえって時間が掛かってしまうかもしれません。

では歩いて向かいましょう。雪道を歩く時はゆっくりと、歩幅を小さく、靴をまっすぐに踏み込むように歩きます。寒いからコートのポケットに手を入れたまま歩いたり、歩きスマホはしないでください。転んだ時、とっさに手で何かを掴んだり、支えられません。

足止めに備える

さて、雪の中で用事を済ませていざ帰ろう、まだ電車は走っている、と乗り込んだら、途中の駅で動かなくなりました。この先も見通しが付きません…

そんな場合に備えて、最低限の水や食料、またスマホのバッテリーなども持っておきましょう。使い捨てカイロも持っていると、停電で暖房が切れた時に重宝します。

雪なので家で過ごす

水や食料などを確保する

よく言われることなので、改めて書くまでのことはないのかもしれませんが、やはり水と食料を確保しておきましょう。調理したりせず、すぐ食べられるものがより良いです。

また持病がある方は、雪が降る前に薬を多めに処方してもらう、赤ちゃんがいる家庭ならば赤ちゃん用の食事やおむつなど、自分自身や家族が必要とするものを事前に備えておくことも大切です。

暖房が使えない…停電に備える

雪が降ると、停電が発生します。場合によっては、雪が降り止むまで復旧しないかもしれません。当然、暖房や調理器具も使えません。

暖房が使えなければ、もちろん寒くなります。コートなどを着込むとともに、電気が使えなくても使用可能な暖房や、使い捨てカイロを備えて起きましょう。

また、お湯も沸かせないので、カセットコンロもあると便利ですね。使用の際は、寒くても換気に気をつけてください。締め切った室内で火を使うと、一酸化炭素中毒のおそれもあります。

都市部でも「孤立」にも要注意

災害時、山間の村で道路が寸断されて起こる孤立。雪が降ったと言っても、すぐ近くにお店があって、道路も多い都市部では無縁そうに思えますが…

もし山を切り開いた郊外の住宅地に住んでいて、すぐ近くのお店やバス停は坂の下にある、という方は要注意です。雪が降って車が通れなくなり、滑る道を歩くと、普段のすぐ道のりも何倍も時間が掛かります。夜になって道がツルツルに凍ったら、更に歩きにくいですね。

それでも若い人ならばどうにか歩けるかもしれませんが、高齢者や障害を持った人には、無理です。郊外でなくても、日常的に坂道が通り道の方は要注意。都市でも「孤立」が起きてしまいます。

さて、この冬は関東や東海、近畿でも雪が降るのか。まだ分かりませんが、何年かに一度は確実に起こることです。心に留めておきたいですね。

 株式会社レスキューナウ
レスキューナウは設立から20年以上「危機管理×情報技術」に取り組んできた、
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