【災害ふりかえり】1月から3月に発生した災害をふりかえる
■この記事の情報は、2020年4月10日現在の情報です。
こんにちは。 レスキューナウ ブログ担当です。
2020年4月7日、東京、大阪など7都府県に緊急事態宣言が発出されました。 落ち着かない年度始めとなってしまいましたが、今は不要不急の外出を控えるなど、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する行動を、どうか取っていただきたいと思います。 ブログ担当も、3月から在宅勤務しています。
さて、年度が始まるということは、2020年が早くも1/4が終わりました。 このタイミングで、1月から3月に、当社のRIC(危機管理情報センター)がCY・CRとなった災害をふりかえります。 「RIC」や「CY・CR」とは、という方はこちらやこちらをご参照ください。
この記事の目次[非表示]
【CY】1月8日 日本海側で急速に発達する低気圧
CY発令:2020年1月8日14:30~同日23:00
前線を伴う台風並みに発達した低気圧が日本海海上から西日本・東日本を通過し太平洋側へ。 東京都三宅島で最大瞬間風速34.5m/sを観測するなど、各地で風による被害が発生しました。 気温も大きく上昇し、「正月明け早々に「春の嵐」が来た」とする気象解説も多く見られました。 RICでは鉄道情報を中心に配信
【CY】日本海及び三陸沖で低気圧
【CR】石川県能登地方で震度5強
CR発令:2020年3月13日02:18~3:20(以後、3:20~5:05もCY)
3月13日02:18頃、石川県能登半島を震源とするM5.5の地震が発生し、石川県輪島市で震度5強、同県穴水町では震度5弱の揺れを観測しました。 この地震、2007年3月25日に発生した能登半島地震(能登半島沖で発生、石川県七尾市・輪島市・穴水町で最大の震度6強を、志賀町・中能登町・能登町で震度6弱を観測)と震源が非常に近く、報道でも「能登半島地震を思い出した」という住民の声が報じられていました。 なお、この地震で発生した負傷者は富山県内2人のみで、他に大きな被害はありませんでした。
以上、3件が1月~3月に発令されたCY・CRでした。
現在は新型コロナウイルスの感染が大きな問題ですが、地震や風水害もいつ発生するか分かりません。 幸い、この冬は各地で積雪量が平年を下回り、例年発生している道路の立ち往生や鉄道の運転見合わせ、停電など雪害が無い、あるいは少ない冬でした。 しかしこれから梅雨の時期になると、また大雨や土砂災害が発生するものと思われます。 今から備えを進めたいですね。
(参考文献)
平成19年(2007年)能登半島地震を振り返る(金沢地方気象台)
石川県能登地方を震源とする地震による被害及び消防機関等の対応状況(第7報) (総務省消防庁)