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防災月間まとめ 災害レポート3年間の振り返り

こんにちは!レスキューナウ ブログ担当です。

9月は防災月間でした。防災訓練を実施した企業が多かったのではないでしょうか。

本日はレスキューナウが配信している「災害レポート」過去3年の配信時期・回数から、近年の災害発生傾向や注意事項を読み解きます。

ニューノーマルな働き方ではどんな注意が必要なのでしょうか?

この記事の目次[非表示]

  1. 1.災害レポートとは
  2. 2.日本で起きている自然災害の数
  3. 3.災害レポート 過去3年(2018年から)の配信数
  4. 4.災害別の災害レポート配信数
  5. 5.台風、風水害による被害傾向
  6. 6.台風、風水害時の停電対策
  7. 7.まとめ:被害が長期化する災害への対応を

災害レポートとは

災害レポートは、レスキューナウの危機管理センターで収集・精査した全国の危機情報の中でも特に被害の大きい災害について、概況、避難、人的・物的被害、ライフライン、交通、行政対応などの状況を時系列でまとめたレポートです。災害時の状況確認をしたり、危機管理担当から経営層への報告資料にご活用いただいたりしています。

※災害レポートのサンプルはこちらよりご覧ください。

  災害レポートサービス サンプル資料ダウンロード| 株式会社レスキューナウ 株式会社レスキューナウ

この災害レポートについて配信状況を振り返り、過去3年の自然災害による被害や発生時期などの傾向が伺えるでしょう。


日本で起きている自然災害の数

日本では2018年から現在(2021年9月末)までの間に、台風・地震・大雨・大雪の大きな自然災害は毎年20件前後発生しています。単純計算で月1.5回の災害が発生していることになりますので、日本が災害大国といわれることも頷けます。


日本における年間の災害発生数(件)

2018年
2019年
2020年
2021年(9月末まで)
台風
6
11
4
3
地震
9
9
7
5
風水害
3
4
6
4
合計
18
24
17
12



総務省消防庁サイト「災害情報一覧」より作成 ※2021年は9月まで)


災害レポート 過去3年(2018年から)の配信数



2018年
2019年
2020年
2021年(9月末まで)
配信件数(件)
22
21
16
12
配信数(報)
52
53
44(97)
53(66)

※( )の数字は新型コロナウイルスに関する災害レポートを含めた数。


レスキューナウの災害レポートでは、同時期に発生した台風を1つの災害レポートに集約させることもあります。そのため消防庁サイトを引用した災害発生件数と多少差異がありますが、日本における災害をほぼカバーしたレポートとなっています。

被害が数日に渡る場合は、ひとつの事象に対し複数報配信されています。例えば、最近の2021年9月の台風14号では第4報まで配信されました。


災害別の災害レポート配信数

※災害レポートとは

災害1件当たりのレポート配信数(報)

2018年
2019年
2020年
2021年(9月末まで)
台風
3.3
​​​​3.8
3.8
​​5.8​​
地震
1.0
1.1
1.0
1.5
風水害
4.5
3.0
3.8
6.0
3事象平均
2.4
2.5
2.8
4.4

※被害が数日に渡る場合は、ひとつの事象に対し複数報配信されています。
(例:最近の2021年9月の台風14号では第4報まで配信されました。)


合計配信数は2020年にやや減少していますが、2021年には2019年以前の配信数を超えることになりそうです。続報は第1報から約24時間おきに配信されています。1件当たりの配信数が2倍近くになっていることから、2021年に発生した災害は被害が徐々に拡大していくものだったと伺えます。



災害別の配信時期からも、地震は年間を通して度々大きなものが発生しているとわかります。台風と風水害は季節性があり、とくに風水害は7月に集中的しています。台風は7月~10月に配信数が多いため、来月も油断はできません。


▽秋に来る台風についてはこちらもご覧ください。

  意外に多い、晩秋に来る台風 株式会社レスキューナウ
  秋に来る台風の注意点 株式会社レスキューナウ



台風、風水害による被害傾向

地震の災害レポートは第1報で終了することが多いですが、台風、風水害の災害レポートは第1報で終了することもあれば、第10報まで配信されることもあります。日本列島を横断していくような台風、風水害の場合は、配信数も多くなっていきます。

1件に対する配信数が変動しやすい台風、風水害発生時にはどのような影響が起きているのでしょうか。


■風水害の災害レポート 被害概況(2018年~2021年9月)

2018年から2021年9月までの風水害の災害レポート配信数は、計57報でした。


■台風の災害レポート 被害概況(2018年~2021年9月)

2018年から2021年9月までの台風の災害レポートは、計113報でした。


ライフラインに注目します。

停電被害が報告されているレポートは、風水害57報のうち54報、台風113報のうち61報でした。他のライフラインに比べ圧倒的に被害発生数が多いです。次いで、停電の影響を受ける通信被害も多く報告されています。


台風、風水害時の停電対策

コロナ禍により出社勤務と在宅勤務を併用する企業が増えました。台風接近時には在宅勤務を選択できるようになりましたが、停電には一層注意が必要です。勤務地が分散したことにより、業務中に停電の影響を受ける従業員が増えているかもしれません。

忘れがちですが基本に立ち返り、こまめな保存をするよう従業員同士の声掛けをぜひしていただきたいです。


オフィスでの停電対策についてもこちらで紹介していますので、ぜひご覧ください。

  【BCP】停電のリスクと企業が出来る対策 | 株式会社レスキューナウ 停電により企業が受ける影響と、その対策について解説しています。 株式会社レスキューナウ


まとめ:被害が長期化する災害への対応を

防災月間最終日に、2018年以降の災害レポートを振り返ってきました。

年間の災害発生数はあまり変わらないものの、台風、風水害は被害が長期化する傾向にあります。

防災訓練や安否確認回答訓練など、年に1回訓練を行うだけでなく、その振り返りから災害対応のための準備をぜひ行ってくださいね。


最新の危機管理対応については、ぜひレスキューナウへご相談ください。


▽災害レポートについてはこちら

  災害レポートサービス 災害対策本部の初動判断に必要なる被害情報をレポートにまとめて提供いたします。 株式会社レスキューナウ


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レスキューナウは設立から20年以上「危機管理×情報技術」に取り組んできた、
災害対応・BCPの専門企業です。
現在も「情報配信サービス」「危機管理サービス」「防災備蓄品」の3つの事業を軸に、
皆様の災害対応・危機管理に関する課題解決のサポートをしています。

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