株式会社ヴァル研究所様

ヴァル研究所様
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株式会社ヴァル研究所様

ソリューションセールス部 取締役部長 泉 裕美 様
製品開発部 BtoC 開発チーム リーダー 武正 峻 様
ソリューションセールス部 マーケティングセールスチーム リーダー 佐藤 雅子 様

<ヴァル研究所様の会社概要>
1976年に設立。日本で最初に発売された経路検索サービス「駅すぱあと」を開発。以降、経路検索サービスのパイオニアとして全国の公共交通機関データと、高い信頼性をベースに法人向け・個人向けサービスを展開。取引実績は12万社以上。近年はシェアサイクルといったさまざまな新しいモビリティサービスへ対応するなど、MaaS(Mobility as a Service)分野の代表的なプレーヤーとして多様な課題解決に取り組んでいる。

経路検索のパイオニア「駅すぱあと」に搭載!
路線の事前登録が急増し、
迂回検索の充実にも貢献

 

導入前の課題
  • 時刻表通りの乗り換え案内しかできず、電車の遅延や運転見合わせの情報が発信できていなかった
  • 経路検索すると同時に遅延情報が知りたいというユーザーのニーズに対応できていなかった
導入の決め手
  • 「駅すぱあと」と同様に、全国の鉄道運行情報を網羅している
  • 情報配信の即時性が高い
  • 鉄道会社からの情報をそのまま流すのではなく、専門スタッフが24時間365日体制で様々な情報を収集・監視。正確かつ使いやすい情報に加工している
  • ユーザーが事前登録した路線に遅延や運転見合わせが発生した際のプッシュ配信にも対応可能
導入の経緯
  • 乗換検索においても重要となる運行情報の配信の基準や、情報配信スピードといった導入要件をクリア
  • 24時間365日稼働の危機管理情報センターを視察し、Webクローラーのみに頼らず「人の目」を生かした強靭な配信体制が整っていることを確認
 得られた効果
  • 想定以上にユーザーのプッシュ配信の需要が高く、路線の事前登録数が期待値を大幅に上回った
  • (「駅すぱあと」とコンテンツシェアサービスを組み合わせたソリューションを提供する販売代理店として)運行情報を路線図上で表示できるため、全国のどこで遅延しているか一目でわかるのが顧客に評価されている
  • (同じく販売代理店として)遅延発生時の迂回検索を充実させるきっかけの1つとなった
ヴァル研究所さんは「駅すぱあと」を世に送り出した経路検索サービスのパイオニアです。現在の事業概要および、注力されている取り組みについてお聞かせください。
当社は1976年に設立しました。社名のヴァル(VAL)は、「Very Advanced Language=より進化したコンピュータ言語を研究・開発する」に由来しています。1988年に、日本で初めて路線や運賃がすぐにわかるソフトウェアとして「駅すぱあと」(MS-DOS版)を発売しました。

当時は出かける前に紙の時刻表で電車の乗り換えを調べるのが当たり前でしたが、今や出先でも移動の途中でもスマートフォンで調べられます。「世の中の当たり前を変えることで人々の可能性をひろげ、活力に満ちあふれた社会を実現する」という当社のミッションを体現し、世の中の移動を支え続けてきたのが「駅すぱあと」です。現在は、公共交通機関の事業者様とともにMaaS(Mobility as a Service)の取り組みにも力を入れています。

ヴァル研究所様
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MaaSの発展は、持続可能な暮らしを実現する意味でも大きな期待が寄せられています。地域によって異なる様々な取り組みを裏側で支えているのがヴァル研究所さんの技術・サービスということですね。

レスキューナウの「コンテンツシェアサービス」もかなり前から導入いただいていますが、導入以前は列車の遅延といった事態にどう対応されていたのでしょうか?
レスキューナウの「コンテンツシェアサービス」を導入する前は、時刻表どおりの情報を組み合わせた乗り換え案内のご提供しかできませんでした。現在は考えられませんが、2005年ごろの経路検索サービスはまだそこまでしか対応できなかったのです。

でも、いざ駅に着いたときに電車が止まっていたり遅れていたりすると非常に困りますよね。場所によっては、事前に遅延情報がわかっていれば別の駅や路線が利用できますし、早く正確な情報がわかれば迂回経路を検討することもできます。できるだけ早く、ユーザーのみなさまに列車遅延情報をお届けする方法がないものかと考えていました。

レスキューナウの「コンテンツシェアサービス」を導入した決め手は何だったのでしょうか?
他社サービスも検討させていただきましたが、レスキューナウの「コンテンツシェアサービス」は情報の網羅性と即時性の高さが際立っていました。運行情報の配信基準や、情報配信スピードなど導入要件を事前に決めていましたが、クリアしたのはレスキューナウのみでした。


【導入の決め手1:日本全国の鉄道運行情報を網羅】
「駅すぱあと」は日本全国の公共交通機関に対応しています。そのため、全国対応というのは重要な選定ポイントでした。全ての公共交通機関となるとかなりの数にのぼりますが、それらをしっかりカバーしているレスキューナウの「コンテンツシェアサービス」はやはり魅力でした。

【導入の決め手2:情報提供の即時性が高く、プッシュ配信が可能】
列車遅延情報は、ユーザーのみなさまにとって可能な限り早く入手したい情報です。当社としては、ユーザーが経路検索した瞬間にご案内したいと思っていました。そこで、情報配信速度を事前に確認させていただいたところ、レスキューナウの「コンテンツシェアサービス」は即時性が高いことがわかりました。

また、路線を事前登録しているユーザーにプッシュ配信をすることで、「駅すぱあと」の利便性をさらに高めたいと思っていましたが、それに対応可能だったことも導入の決め手になりました。

【導入の決め手3:専門スタッフの情報収集力と精度の高さ】
Webクローラーが収集した情報をそのまま流すのではなく、専門スタッフが収集・精査して迅速に配信しているのも大きなポイントです。何度かレスキューナウの危機管理情報センターを訪問し、取材の仕方や情報収集の体制を見学しましたが、とても真似できないと感じました。非常に多くのモニターを複数のスタッフが監視し、細かくチェックしたうえでわかりやすい文面や情報粒度を整えて配信されています。毎回そのお仕事ぶりに驚かされるとともに、「コンテンツシェアサービス」を導入してよかったと感じています。

時には鉄道会社よりも情報が早いことがあって、専門スタッフの情報収集力のすごさを感じます。たとえば、現地の消防隊の出動情報をチェックして「人身事故による遅延」と素早く判断して配信することもあると聞き、危機管理情報に対する知見の高さとノウハウの深さには信頼を寄せています。

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レスキューナウの「コンテンツシェアサービス」を導入したことで、どのような成果が出ていますでしょうか?
法人向けおよび個人向けのナビゲーションサービスからMaaS事業まで、「コンテンツシェアサービス」のデータを活用していますが、顕著な成果が出ているのは個人向けの「駅すぱあと」スマートフォン向けアプリ(iOS、Android)です。
予想以上にプッシュ配信の需要が高く、路線の事前登録数が期待値を大幅に上回りました。つまり、自分が利用するかもしれない路線の遅延情報をいち早く把握したいと考えるユーザーが多いということです。
ヴァル研究所さんは、販売代理店としてもレスキューナウの「コンテンツシェアサービス」を取り扱っていらっしゃいます。
どのような形で販売をされているのでしょうか。また、販売されるうえで「コンテンツシェアサービス」の特色はどのように活きていますでしょうか?
「駅すぱあと」の持つ経路探索機能や公共交通機関データを実装できる法人向けAPIサービス「駅すぱあとAPI」と組み合わせたソリューションを販売しています。たとえばデジタルサイネージや案内用AI・ロボットに組み込む場合などは、路線図で遅延情報が一目でわかりますので、「導入して本当によかった」などとお客様企業から好評をいただいています。
この機能を活用することで、迂回検索機能も開発してセットでご提案できるようになりました。レスキューナウの「コンテンツシェアサービス」と組み合わせることで、そうした付加価値を提供できるのは大きいですね。
ヴァル研究所様
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「コンテンツシェアサービス」の運用において、レスキューナウのサポートはいかがでしょうか。今後のレスキューナウへの期待もお聞かせください。
どんなときでもレスポンスが早く、的確なサポートをいただけるのでとても助かっています。「コンテンツシェアサービス」はデータの精度から配信スピードまで概ね満足しているというのが正直なところですが、今後の期待というところでは、バスの需要の高まりが気になっています。人口減少が加速している中で、地方は鉄道の存続がどうなるか非常に問題となっており、代替手段としてバスが注目されています。とりわけ、列車の運行本数が非常に少ない地域では、1本の遅れが大きな影響につながることから、精度の高い運行情報がより求められるようになると思いますので、ぜひコンテンツ化を検討していただきたいですね。

「日本の移動を『経路検索』で支えるオンリーワン企業」というビジョンのもと、当社はこれからも利便性の高い経路検索サービスを追求していきます。それを実現する心強いパートナーとして、レスキューナウのみなさまとともに歩んでいければと思っています。

株式会社ヴァル研究所様が導入した
コンテンツシェアサービスとは

オペレーター

鉄道情報をはじめ、ライフライン情報、災害・事件・事故情報など幅広い情報を取り扱っています。

これらの情報を各種Webサービスやシステムに組み込んで利用したいお客様向けに、xmlデータをリアルタイムに提供するサービスです。

 

レスキューナウ
株式会社レスキューナウ
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-20-9 KDX西五反田ビル1F
TEL:03-5759-6775(平日9時-18時 受付専用)
ISMS-AC
IS 610416 / ISO 27001
登録組織:株式会社レスキューナウ
登録範囲:本社、不動前オフィスにおける
「危機管理サービスのシステム運用」「コンテンツ配信サービスのシステム運用」
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