阿蘇山噴火(2021年10月20日)
こんにちは!レスキューナウ ブログ担当です。
本日11時43分に熊本県に位置する阿蘇山が噴火しました。
気象庁は、11時48分に火口周辺警報を発表し、阿蘇山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。
火口から約2km圏内では噴火に伴う大きな噴石及び火砕流に、風下側では火山灰、小さな噴石、火山ガスなどにも警戒してください。
※本記事は、2021年10月20日時点の情報を基に作成しております。
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噴火速報(2021-10-20 11:44)
20日11:43頃、阿蘇山で噴火が発生しました。(福岡管区気象台発表)
[対象市町村] 熊本県:阿蘇市、高森町、南阿蘇村
(画像:レスキューナウが提供する情報配信サービス「レスキューWeb」)
噴火警報(2021-10-20 11:48)
20日11:48、阿蘇山に火口周辺警報(噴火警戒レベル3 入山規制 引上げ)が発表されました。
(福岡管区気象台発表)
[対象市町村] 熊本県:阿蘇市、南阿蘇村、高森町
(画像:レスキューナウが提供する情報配信サービス「レスキューWeb」)
火山が噴火したら何が起こるのか
災害の要因となる主な火山現象一覧
①大きな噴石
②火砕流
③融雪型火山泥流
④溶岩流
⑤小さな噴石・火山灰
⑥火山ガス
特に、①大きな噴石、②火砕流、③融雪型火山泥流は、噴火に伴って発生し、避難までの時間的猶予がほとんどない上に、生命に対する危険性が高いため、注意が必要です。
また、⑤小さな噴石・火山灰、⑥火山ガスは、風により影響範囲が変化するため、風向きや風速などの情報も併せてチェックすることをオススメします。
噴火を知らせる「噴火速報」
噴火速報は、登山者や周辺の住民に対して、噴火の発生をお知らせする情報です。
火山が噴火したことを端的にいち早く伝え、身を守る行動を取っていただくために発表します。
噴火が発生した事実を速やかにお知らせするため、火山名と噴火した時間のみの情報です。
(気象庁ウェブサイト「噴火速報の概要」より抜粋)
噴火の危険度を知らせる「噴火警戒レベル」
噴火警戒レベルは、火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」と防災機関や住民等の「とるべき防災対応」を5段階に区分して発表する指標です。
(気象庁ウェブサイト「噴火警戒レベルの説明」より抜粋)
予報 |
警報 |
特別警報 |
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噴火予報 |
噴火警報(火口周辺) |
噴火警報(居住地域) |
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LEVEL1
活火山であることに留意
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LEVEL2
火口周辺規制
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LEVEL3
入山規制
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LEVEL4
避難準備
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LEVEL5
避難
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無視できない噴火のリスク
日本には、火山噴火予知連絡会により、50火山が「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として指定されています(噴火警戒レベルが運用されているのは48火山)。
大きな噴火が起こると広範囲に噴石、火山灰、火山ガスが飛散します。
人体や建物に影響を与えるだけでなく、以下の被害も想定されます。
①上下水道に溜まり断水を引き起こす
②河川に溜まり洪水を引き起こす
③送電性に積もり停電を引き起こす
④道路等に積もり交通網を麻痺させる
そのため、事前にリスクのある火山とその周辺の事業所・取引先を把握し、噴火した場合の対応策を検討しておく必要があります。
噴火への対応を迅速にする方法
レスキューナウが提供するリスク情報地図サービス「レスキューWeb MAP」は、以下の流れでお客様が実施する噴火への対応をサポートします!
①噴火速報をアラートメールでお届け
②火山から一定の距離にある拠点を自動で抽出(抽出したリストはエクセル出力可能)
③風向き・風の強さを地図上に表示(地図上に表示されているオレンジ色の線)
④停電、断水、交通網の麻痺などの2次被害に関する情報もカバー
詳細は、下記リンクよりご覧いただけます。
無料トライアルも可能ですので、お気軽にお申し付けください。