1月に発生した災害(年末のご挨拶に代えて)
■この記事の情報は、2019年12月26日現在の情報です。
こんにちは。 レスキューナウ ブログ担当です。
いよいよ今年最後の更新です。 ブログ読者みなさまには大変お世話になりました。 2019年、ブログ担当の一番印象に残っている出来事は…とある展示会で弊社ブースへ「ブログを読んで来ました」と仰るお客様がいらっしゃったこと、でしょうか。 何事も反応があるというのは大変嬉しいものです。 その節は誠にありがとうございました。
さて、これで終わると単なる担当の日記帳ですから、レスキューナウらしく、「過去に起きた1月の災害」というテーマでまとめてみました。 災害を知って、来年も備えませんか? という締めくくりです。
この記事の目次[非表示]
- 1.兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)から25年
- 2.雪による災害
- 3.暖房器具による火災
- 4.その他
兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)から25年
まずはじめに取り上げるのは「兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)」。 来年2020年は、発生から25年の節目です。 1月17日05:46頃発生、兵庫県神戸市を中心に阪神地域・淡路島で壊滅的被害となりました。 もう四半世紀が経ちますが、未だに神戸を中心に被災地は復興の途中です。
一方、この地震では多くの人たちが被災者のために駆けつけ、「ボランティア元年」とも言われました。 政府はこの年の12月15日に閣議決定し、1月17日を「防災とボランティアの日」と定めています。
雪による災害
冬に発生する代表的な災害が、大雪災害。 1970年1月30日から2月2日にかけての本州付近で急速に発達した低気圧「昭和45年1月低気圧」は、東日本・北日本を中心に最大瞬間風速30m/s以上の暴風や高波が襲い、福島県いわき市の小名浜港では、貨物船が沈没し多くの乗組員が死亡した 1984年1月19日、2006年1月21日、2つの顕著な大雪災害も、ともに南岸低気圧の影響によるものでした。
また、雪が降ると冬山遭難も発生します。有名な青森県の「八甲田雪中行軍遭難事件」も、1月23日に出発した部隊が八甲田山中を行軍中、暴風雪に巻き込まれ遭難した事件でした。
暖房器具による火災
1949年1月26日に奈良県で発生した「法隆寺金堂火災」は、 壁画の模写作業中、作業員が電気座布団のスイッチを切り忘れたために失火したものでした。金堂の十二面壁画は大半を焼損し、7世紀に描かれた仏教絵画が失われました。
この火災を契機として、翌1950年に文化財保護法が施行、1955年には文化財防火デーが制定されています。 現在でもストーブ、特に電気ストーブによる火災は、冬期には注意が必要です。
その他
1971年1月17日に発生した精進湖氷板割れ事故は、凍結した湖面でスケート遊びをしていたところ、突然湖面が割れ、20人が落下、うち9人が死亡した事故でした。冬ならではの災害という観点から紹介します。
また、12月5日の記事でも紹介しましたが強風による大火も1月に何回か発生しているパターンの災害です。
年の瀬に思わぬ長文の投稿となってしまいましたが…「災害は忘れた頃にやってくる」と言いますが、同時に「いつでもやってくる」もの。 心の片隅に災害への備えを置きつつも、みなさま良いお年をお迎えください。 来年もレスキューナウを、どうぞよろしくお願い致します。