新型コロナ「新しい旅のエチケット」と出張
■この記事の情報は、2020年6月23日現在の情報です。
こんにちは。 レスキューナウ ブログ担当です。
2020年6月19日(金)、新型コロナウイルスの対策として行われていた「都道府県を越える移動の自粛要請」が解除されました。 今後は、観光旅行のみならず、ビジネスでの出張も徐々に増えるものと思われます。 実際、ここ数日は、ブログ担当の身の回りでも「出張する」という話をよく聞くようになってきました。
さて、都道府県を越える移動が解除された6月19日、旅行関係業界の業界団体等で構成される旅行連絡会という組織が「新しい旅のエチケット」を公表しました。 読むと、観光旅行、それもフレーズやイラストを見る限り高齢者の旅行を想定しているようですが、出張にも関わる項目もあります。 どのような項目があるかは、下の出張の際に、参考となる注意点をピックアップしてみました。
旅行連絡会「新しい旅のエチケット」リーフレット(表)
出張計画編
仮に、新型コロナウイルス流行前にはよくあった出張のパターン「東京から大阪へ、新幹線で1泊2日」というパターンを想定してみます。
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旅先の状況確認、忘れずに。
⇒これは基本的なこと、ですね。今は落ち着いていますが、仮にまた増加傾向にある時などは要注意です。 出張先に尋ねる、各都道府県庁が開設している新型コロナウイルス対応のページを見るなど、情報収集に務めましょう。
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すいている時期、時間帯で快適旅行。
⇒まず、新幹線は現在のところ定期列車のみの運行で、臨時列車は運休しています。 新型コロナウイルスの影響による運転計画の見直しについて[5月27日10:00時点](JR東海)
朝早めの出発なども、必要かもしれません。(なおブログ担当は、よくこだま号で大阪へ行きます。早めに出て車内で一眠り。のぞみやひかりに比べて空いてます。ただし乗る時間が長いので、それをどう捉えるか、判断が分かれる点かもしれません)
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旅ゆけば、何はともあれ、手洗い・消毒。
⇒自宅や会社などでは備えてある消毒液や石けん、出先では案外無い場合もあります。 携帯用の消毒液や石けんを準備するか、あるいは小分け容器に入れて準備し持参することも考えておきたいです。
移動編
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車内でもマスク忘れず、さあ出発。
⇒これも基本です。当日の分だけでなく、帰るまでに必要な枚数を準備しましょう。
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スケジュールは、ゆったりのんびり、余裕をもって。
⇒出発前到着後などは、ラッシュを避けて乗る必要がある場合もあります。 また「入場制限で時間が掛かった」「お店が開いていない」など、普段ならスムーズだった所が、何かと時間を取られる可能性もあります。
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混んでたら、今はやめて、後からゆっくり。
⇒現実的に、出張で「後から」は難しいですね。ならば少し早めの行動で「後からになっても大丈夫」な状況を作るしかありません。
旅行連絡会「新しい旅のエチケット」リーフレット(うら)
現地編
- ドアノブやエレベータ、触れたらすぐに手を洗おう。
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手洗いと手指消毒で、安心ステイ。
⇒手を洗う、消毒するという、これも基本です。 「安心ステイ」というフレーズは、宿泊施設を想定したものですが、とにかく訪ねる先で建物内に入るならば、同じです。 もちろん、それぞれ対応が定められている場合もありますので、その場合は指示に従いましょう。
- 部屋の窓、ときどき空けてリフレッシュ。
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狭い部屋、長居は無用、お先に失礼。
⇒実際、訪ねる先によっては「窓を開けて」「広い部屋へ」とこちらから言い出しにくい場面もありそうです。 こちらでできる対策としては、話が簡潔に済むように、資料作りや事前に意思の疎通をしっかりしておく、という点でしょうか。
- おしゃべりをほどほどにして、味わうグルメ。
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うまい酒、注がず注がれず、マイペース。
⇒「夜の街感染」「会食で感染した」と言われる現状では、このような機会は少ないものと思いますが… それでも、食事は必ずとるもの。時間を掛けずに、静かに一人で楽しむしかないかもしれません。
帰路編
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おみやげは、あれこれ触らず目で選ぼう。
⇒ブログ担当は、裏返して製造者や内容物を確認したい人なのですが…当分は我慢ですね。 予め希望を募るなどして、何を買うか事前に決めるのが良いかもしれません。
- 楽しくも、車内のおしゃべり控えめに。 ⇒出張帰り、2人以上だと決まって展開されるのが、帰りの新幹線車内の座席で飲む楽しいひととき。 しかしこれも、ちょっと我慢が必要かもしれません。 食事と同じく、静かに時間を掛けずに「ちょっとだけ」で今は我慢でしょうか。
まとめ
- 事前の準備や移動など、普段行ってる基本的な対策の延長線上にある
- 早めに行く、訪問を短時間で済ますなど、できる範囲での対策をなるべく取っておく
- 帰りのお楽しみは、ちょっと我慢
この記事を書いていて感じたのですが、ここに挙げた出張のスタイルは、そもそもの想定が新型コロナウイルス流行前のもの。 出張のあり方も変わる可能性が高い中で、ここで「注意すべき」とした点が、無くなったり変わったりしていくのかもしれません。