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【新型コロナウイルス】社内で感染者が発生したら?

こんにちは。
レスキューナウ ブログ担当です。

米ジョンズ・ホプキンス大学は、「2021年1月27日午前6時30分(日本時間)、新型コロナウイルスの感染が確認された人数は1憶人を超えた」と発表しました。

日本でも1日あたり数千名単位の新規感染者が確認されており、11都府県に緊急事態宣言が行われています。急速な感染拡大を受けて、社内で感染者が確認された会社も増えています。

そこで今回は、社内で感染者が確認された場合の対応について、最新状況をまとめてみました。
一部当社お客様の対応事例もご紹介します! 

■この記事の情報は、2021年1月29日現在の情報です。

この記事の目次[非表示]

  1. 1.保健所の対応が限定的になっている
  2. 2.濃厚接触者は何日間出社停止にする? 
  3. 3.知っておきたい! 「濃厚接触」の定義とは? 
  4. 4.厚生労働省の定義と他機関の基準を比較
  5. 5.見落としがちな感染経路「洗面所、トイレ」
  6. 6.新たなリスクにも注意! 「変異種の市中感染」
  7. 7.当社が提供する新型コロナ対策のサービスとは

保健所の対応が限定的になっている

社内で感染者が確認された場合、保健所へ連絡して指示を仰ぐ形になると思います。ただ、保健所のリソースが限られているため、すべての対応を保健所に委ねることは難しい状況です。

実際に社内で感染者が確認された会社の話を聞くと、感染者への対応は保健所側となりますが、濃厚接触者の特定および対応については会社側で判断しなければいけない場合もあるようです。

そのため、「濃厚接触」の基準をあらかじめ定めておき、社内で感染者が出た場合には、早急に濃厚接触者を特定できるように準備しておいた方が良いかもしれません。


濃厚接触者は何日間出社停止にする? 

症状が現れるまでの期間について、WHOは「平均して5〜6日で、1〜14日の範囲」、アメリカ疾病予防管理センターは「ウイルスにさらされてから2~14日」と報告しています。そのため、多くの会社が濃厚接触者に対して、2週間の自宅待機を指示しています。
​​​​​​​(WHO「Coronavirus disease (COVID-19): Health and safety in the workplace」
(CDC「How COVID-19 Spreads」

ただ、出社がマストな部署や会社において、症状のない従業員を2週間以上自宅待機にすることは、ハードルが高いかもしれません。

当社のお客様では、そのような事態を想定して、シフト制の導入などスプリット体制で勤務している例もあります。ちなみに、レスキューナウ危機管理情報センターも国内2拠点制かつシフト制で運営しています。


知っておきたい! 「濃厚接触」の定義とは? 

濃厚接触の判断基準として①距離の近さ②時間の長さが用いられています。

厚生労働省は、「必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合」と定義しています。これらと併せて、「ウイルスがうつる可能性のある期間(発症2日前から入院等をした日まで)に接触があったか」も判断基準の1つとなります。(厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A」


厚生労働省の定義と他機関の基準を比較

WHOは「5分間の会話で1回の咳と同程度の飛まつが飛ぶ」と報告しています。

また、飛沫の範囲については、CDCが「約6フィート(182.88cm)以内」と報告しています。
※日本では、一般的に2mを基準にしていることが多い。

ウイルスの排出についても、発症する2~3日前からはじまるというデータもあります。
当社顧客への調査を実施したところ、「発症から3日前まで行動調査を実施している」が3分の2、「2日前まで実施している」が3分の1という結果になりました。

新型コロナウイルスは、まだ確実なデータが揃っているわけではありません。そのため、当社顧客の傾向では、安全を考慮して、少し余裕を持たせた基準が採用されている例も多いです。


見落としがちな感染経路「洗面所、トイレ」

最近、注意すべき感染経路として、洗面所やトイレが指摘されています。個室トイレ接触型の蛇口、トイレのなどで接触感染する可能性があります。

特に、会社のトイレでは、「歯磨き」や「メイク直し」をする従業員もいます。これらのケースは、飛沫感染や接触感染などのリスクがあるため、濃厚接触と考えた方が良いかもしれません。


新たなリスクにも注意! 「変異種の市中感染」

​​​​英国で拡大している変異種について、英国滞在歴はなく、滞在歴がある人との接触も未確認の感染者が確認されました。これらの感染者は、市中感染の可能性が指摘されています。

変異種は、従来種より感染力が高まっていると考えられており、感染者の増加に拍車をかけるおそれがあります。また、新型コロナウイルスに一度感染した人が、変異種に再感染した例も報告されているため、十分な注意が必要です。

・国内の感染状況について(厚生労働省「国内の発生状況など」)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html

・変異種の感染拡大について(日本経済新聞「新型コロナウイルス変異種拡大マップ」)
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-variant-infection-map/


当社が提供する新型コロナ対策のサービスとは

テレワークが続く中で「リモート訓練の実施を検討している」、「社内で感染者が発生した場合の対応について、個別具体的な相談をしたい」等の企業が増えています。ご興味がある場合は、アドバイザリーサービスをご覧ください。

  アドバイザリーサービス レスキューナウは、24時間365日稼動する危機管理情報センターの運用過程で、独自の初動対応ノウハウを蓄積してきました。 情報の流れに着目することで、より実効性のある体制のためのノウハウをお客様にも活用していただきたいと考え、メニュー化したのが「アドバイザリーサービス」です。 株式会社レスキューナウ


レスキューナウでは、新型コロナの感染状況やクラスター発生情報を配信しています。併せて、地震などの自然災害やライフライン、交通情報など多くの情報を配信しています。内容にご興味がある場合には、レスキューWebMAPをご覧ください。

  レスキューWeb MAP レスキューWeb MAPは災害時における「災害・危機情報」を集約・見える化するサービスです。 危機管理情報MAPがあれば、発生した災害や危機が自社に影響するのか、一目で分かります。ごく僅かな時間で、発生エリアと自社関係先を突き合わせ、対象の抽出が可能です。 株式会社レスキューナウ


 株式会社レスキューナウ
レスキューナウは設立から20年以上「危機管理×情報技術」に取り組んできた、
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現在も「情報配信サービス」「危機管理サービス」「防災備蓄品」の3つの事業を軸に、
皆様の災害対応・危機管理に関する課題解決のサポートをしています。

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