台風の被害と災害対応
■この記事の情報は、2019年9月24日現在の情報です。
こんにちは。 レスキューナウ ブログ担当です。
9月に入って、台風15号、17号と続けて日本に接近し、各地に被害をもたらしました。 先週末からの台風17号は沖縄・九州を中心に被害が発生し、宮崎では竜巻も発生しました。 そして台風15号は首都圏に上陸し、千葉県をはじめ関東地方に大きな被害をもたらしました。およそ2週間が経過した現在もなお、千葉県内では停電や断水、電話の不通等が続いています。
〔千葉大規模停電〕復旧状況の推移 https://this.kiji.is/545612322427323489?c=78234666754819573
2週間が経ち、台風15号について振り返ると、報道などは以下の3点に集約されように見えます。
・9日朝の関東地方を中心と鉄道運行と、運行再開後の状況(災害時の出勤体制)
・千葉県の東部・南部を中心とした災害と、その状況が伝わる遅さ(災害情報の集約・伝達)
・停電の長期化(災害の長期化と対応)
それぞれの会社や団体で災害対応の手順や体制を構築されていると思いますが、上記の観点で振り返るといかがでしょうか? ちなみに、弊社のツイッターアカウントの一つ @TRIES_rescuenow でこのようなアンケートを行い ました。
回答の絶対数(281票)が多いとは言えない点にも注意が必要で、かつおよそ3割の「結果だけ見たい」なので除外して割合を計算し直すと、それでも半数の53%(101票)が「通常通り出社だった!」でした。以下、「自宅勤務・自宅待機・午後から出社ほか」が38%(38票)、「休みになった!」は8%(17票)です。
この数が多いのか少ないのか、そもそも統計的には厳密でない簡単なアンケートなので判断がつかないのですが、過去、台風や大雪で何度か交通機関から情報が出ており、通勤時の混乱も発生しました。その時の反省から、出社時間や勤務形態を弊社のアドバイスを基に策定し直し、危機を乗り切ったお客様も多くいらっしゃいます。
さて、9月は「防災月間」と定められています。 1923年(大正12)年9月1日に発生した関東大震災を記憶に留め、また台風による被害が最も多い時期に、災害への備えを忘れない、という趣旨です。
9月も終わりが近づいていますが、まだこれからも台風や風水害が発生する可能性はありますし、来年も必ず台風や風水害は発生するでしょう。千葉県での台風被害の中で、災害情報の集約・伝達、災害の長期化と対応の必要が顕在化するにつれて、当社にも事前の手順策定の相談や問合せが多くなってきました。この機会に、ぜひ災害対応について改めて見直されてはいかがでしょうか。