RICのひみつ(その1:マグネットシート)
■この記事の情報は、2019年12月12日現在の情報です。
こんにちは、レスキューナウ ブログ担当です。
レスキューナウの危機管理情報センター、RIC24。 社内では「RIC」と呼ばれていますが、「24時間365日有人体制で」「危機に関する情報を多岐にわたって収集・配信」する、弊社の要とも言えるセンターです。 お客様へお届けする各種情報は、このRICが配信しています。
今回から「RICのひみつ」コーナーを始めます。 RICが日々行う配信は、「素早くしかし正確に」という二律背反的な要求がされますが、それを可能にするのは長年培われたスタッフによる数々の細かな工夫があってこそ。 そんなRICが配信をより良くするために行っている作業を、少しずつご紹介します。
第1回は、マグネットシートに着目してみます。 RICの見学スペースからも見えますが、RICには多数のマグネットシートが準備されています。
配信する情報のカテゴリごとに、今何を配信していて、継続対応するのか、それとも対応終了か。 それらを一目瞭然とするために利用されているのが、マグネットシートです。
ちょうどこの時は、島根県出雲市で火災が発生。 火災発生の情報を配信すると、オペレーターは素早く配信した時刻と場所を記入します。 こうして、「火災発生の情報が配信中である」と共有し、オペレーターが交代しても作業が途切れず引き継がれます。
マグネットシートが最も活躍するのが、台風発生時。
沖縄から北海道まで、台風が全国を縦断すると、格段に配信量が増加します。 台風の接近情報や、全電力会社の停電情報を配信すると、オペレーターがマグネットシートを貼り、適宜必要な情報を補います。
あるオペレーターの方と、マグネットシートについて話していると、こんな言葉がありました。 「違和感があった時は、何かがおかしい時」
そんな時は、配信する手を止めて、実際の状況とマグネットシートを確認するのだそうです。
日々の正確な配信を支えるマグネットシート。 RICではこうして、確実な情報配信が行われています。